症例集 秩父 歯医者 ウニクス秩父歯科

症例集

ウニクス秩父歯科で治療を受けられた患者様の症例集です。

​​

顎関節症3

前回までは顎関節の構造と動きについて説明しました。今回は、なぜあごの関節に痛みが出たり、口が飽きずらくなったりするのか(顎関節症の原因)を説明したいと思います。

顎関節症の原因は、5種類に分類されています。

1、口を開け閉めするのに使われている筋肉の障害

2、あごの関節の周りにある靭帯の障害

3、あごの関節に付属している、緩衝材(顎関節の構造で説明している)の障害

4、あごの関節(骨)の変形による障害

5、その他

顎関節症の約半数以上が、3、の関節の緩衝材の障害です。緩衝材の構造は、顎関節症1、2を参考にしてください。

通常、口を開け閉めすると、緩衝材は、その動きに伴ってスムーズに移動します。しかし何かしらの原因で下の図のように、この緩衝材の動きがスムーズで無くなったり、途中で動かなくなってしまったり、関節からずれた位置に行ってしまうことで、あごがカクカクなったり、口が開けずらい、あごが痛いなどの症状が出ているのです。

あごの関節がずれてしまっている図、(口を閉じている状態)

 

4.jpg

口をあけようとしても緩衝材に引っかかってしまい開けられなかったり、さらに開けると「 カク!」と音が鳴って口が開きます。

これを繰り返していると緩衝材に炎症が起こって、あごが痛くなってしまいます。

これが顎関節症の最も多い原因の1つです。

 

次回は治療について説明します。

症例集 秩父 歯医者 ウニクス秩父歯科

ページのトップへ

 

顎関節症2

前回はあごの関節の構造について説明しましたが、今回は、顎関節(あごの関節)の動き方について説明します。

顎関節の動き方で特徴的なのは、手や足の関節と違い、お口を大きく開けた時に、関節が外れる(完全にではないが)というところです。

下の図のようにお口を少し開けた時は、くぼみの中に関節が収まっているのですが、大きく開けた時に、くぼみの前の方に関節がすれるのです。

 

3.png

注目してもらいたいのは、このようにお口を大きくあくとあごの関節はくぼみから一度外れ前の方に出てくるのです。これがあごの関節の特徴的な動き方です。

これであごの関節の構造、動き方が分かったと思います。

次回は、顎関節症(あごがカクカクなったり、口が開けずらくなる)の原因についてご説明します。

 

症例集 秩父 歯医者 ウニクス秩父歯科

ページのトップへ

 

顎関節症

顎関節症について説明したいと思います。

 あごがカクカクなる、あごが痛い、口が開けづらいといったような症状がある方はよくいらっしゃいます。

これらの症状がある方は、顎関節症と言って、あごの関節に異常があるということなのです。

顎関節症は、歯医者の世界でも色々な考え方がある疾患ですが、今回は、皆さんにもわかりやすいように、顎関節の構造や、顎関節症の原因を説明します。

 

顎関節の構造

あごの関節は、手や足の関節と同様に、上あごの骨のくぼんでいる部分に、下あごの骨のでっぱている部分が入り込んでできています。

 

無題.jpg

無題1.jpg

骨の間には骨同士がこすれるのを防ぎスムーズに動くように緩衝材があります。

かなり簡略化していますが、これがあごの関節の基本的な構造です。

次回は、あごの骨の動き方について説明します。

症例集 秩父 歯医者 ウニクス秩父歯科

ページのトップへ

 

​​